内容説明
中欧の美しい国、チェコとポーランドの人間味あふれる「雑貨とくらし」のはなし。
目次
1 かの国への旅
2 チェコの楽しい雑貨
3 チェコのなつかしい雑貨とスイーツたち
4 チェコの建築デザインのはなし
5 本好きに伝えたいチェコの絵本や文房具のこと
6 私の見たチェコとそこに住むあたたかい人々
7 ポーランドの雑貨と人々のくらし
8 帰りたい風景・帰らざる風景
著者等紹介
齋藤忠徳[サイトウタダノリ]
1944年生まれ。写真家。’70年から5、60カ国を旅行。日本と欧米の主要グラフ誌などで写真を発表、世界の30都市以上で個展を開催
梶原初映[カジハラハツエ]
1977年山梨県生まれ。1999年東京外国語大学外国語学部卒業。現在、フリーランスのライター、編集、チェコ語通訳、翻訳、チェコ語教室講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
248
表紙のイラスト、デザインはとても良い。一方、写真はプロが撮っているのだが、素人写真みたいだ。さすがに、と思わせる冴えが見られない。また、タイトルにはチェコ・ポーランドと掲げられているのに、大半はチェコの記事で、ポーランドはどう見ても付けたしの感が否めない。また、「雑貨とくらし」と銘打っているが、焦点が曖昧なために読む者、見る者を魅きつける力が弱い。確たる執筆、写真を含めた編集方針が必要だろう。表紙以外は難点ばかりを記したが、要するに不満なのだ。これを読んで(見て)も、ワクワクしないのである。残念。2016/07/10
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
47
読み応えたっぷりで、内容も大満足!温かくて、優しくて、魅力満載♥最初に書いてある、「モノ」についての考え方から、引き込まれた☆旅のスペシャリストで写真のプロである著者と、チェコのスペシャリストである著者によって書かれただけあって、多方面から楽しませてもらった♪チェコへの想いがますます募り、「将来、絶対行こう!」と改めて思った☆チェドック ザッカストアのことも載っていて、うれしかったし、お店の名前の由来も確かめたいので、ぜひ訪れたいと思う♪チェコ情報雑誌の『CUKR[ツックル]』も、すごく読みたくなった!2012/08/30
Nat
26
図書館本。2007年の発行なので、今はまた少し違っているんだろうなと思いながら読みました。著者が2人のせいか何となく統一感に欠ける内容でした。友だちのマレクさんが年末に病気と知っていたのに、6月に会いに行き会えず、留守番電話にメッセージを入れても返事はなく彼に会うことができなかったという記述に違和感。会いに行くまでの間に連絡しなかったのかなと。その後マレクママの台所やレシピが紹介されてることも何となく?2021/10/28
Nobuko Hashimoto
23
気分をチェコモードにする週間。積読本チェックが続く。著者の齋藤氏は1944年生まれの男性写真家、梶原氏は77年生まれの女性でチェコ語を仕事にした方。接点もなく(?)、志向、経験、テイストも異なる2人をなぜ組み合わせたのだろう。さらに編集部でいろいろ付け足してごたごたになった感。ポーランドは2割あるかどうか。齋藤氏の知人の家の台所や、社会主義時代の東欧の普通の人びとの写真は興味深かった。本全体のテイストからするとそこだけかなり異質だが。氏の写真集『一瞬の光、一瞬の闇 東欧1970-1998』は見たい。2019/08/30
ayako
6
こういう本には珍しく、シリアス目な内容もあって、 読みごたえがあった。2016/07/17