内容説明
ウェブの新潮流として喧伝される「Web2.0」。技術的な側面だけを見ても、その本質はあまりよく分からないものです。そこで本書では、人と人、物質と物質などの関係性に注目する「複雑系の科学」、人間社会やウェブの構造などに共通点を見出す「最新ネットワーク理論」、不確実な状況下における人の行動を描き出す「情報と不確実性の経済学」によってWeb2.0的な世界の本質に迫り、その複雑な世界で見落とされている「成功のための単純な見方」を導き出します。
目次
第1章 Web2.0と複雑系ネットワーク
第2章 情報と不確実性の経済学
第3章 複雑系の経済学
第4章 ネットワーク組織論
第5章 Web2.0的起業学
第6章 Web2.0的流行学
著者等紹介
近勝彦[チカカツヒコ]
大阪市立大学大学院・創造都市研究科・助教授。専攻は情報経済論、情報経営論、情報社会論。情報資本による経済領域と社会領域双方の影響・効果を研究している。出身は山口県(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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