内容説明
詰将棋は難しい。そんな先入観のある方は、ぜひ本書をお読みいただきたい。プロ棋士にして一流詰将棋作家・伊藤果の詰将棋という極上の素材を、推理作家・吉村達也が絶妙の味付けで料理。これ以上ないほどの贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
目次
第1章 「王様殺人事件66」(詰将棋は解くよりもまず鑑賞;犯人(作者)の性格を知ろう
一枚の金にひそむ謎
秘められたブラックホール
銀のダンス練習曲 ほか)
第2章 伊藤果×吉村達也詰将棋を語る(待ちわびた『王様殺人事件』の完成;青春時代の詰将棋は名曲喫茶で;天才少年との出会いが詰将棋への道を開いた(伊藤)
めったに将棋を指さない純粋な詰将棋派(吉村)
詰将棋という趣味は、はたして暗いのか? ほか)
著者等紹介
伊藤果[イトウハタス]
1950年9月16日、京都市生まれ。64年6級で南口繁一九段門。72年に東京に移り高柳敏夫名誉九段門。75年四段。95年七段。80年度第7回将棋大賞の連勝賞を受賞。翌81年度に第12回新人王戦準優勝、第31回NHK杯戦に準優勝。棋界が誇る詰将棋の名手で『将棋世界』誌の詰将棋サロン選者を務めた
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年3月21日生まれ。ニッポン放送のディレクター、扶桑社の書籍編集長を経て、90年より作家に転身。朝比奈耕作、氷室想介、志垣警部などの人気ミステリー・シリーズのほか、『ボイス』『姉妹』『文通』などのホラーも手がける
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