内容説明
ダイナガリバー、ホクトベガ、レッツゴーターキン、タマモクロス、オグリキャップ…などなど一世を風靡した心に残る名馬たち。名馬たちを思い起こすとき、たくさんの人々との出会いがよみがえる。牧場主、調教師、馬主、飲み友だち。馬券友だち、飲み屋の女たち…。競馬を通じて知った喜怒哀感のこもった17頭の名馬と人々。
目次
「不可思議」という名もつけてみたい ステイゴールド
臆病でもワルではなかった レッツゴーターキン
いつか何かが起きる トウカイテイオー
これでノーザンテーストに顔向けができるよ ダイナガリバー
馬の姿をした魔物 オグリキャップ
父の名をおぼえてくれ フジヤマケンザン
考える馬の嘘みたいな脚 サッカーボーイ
16頭立て16番人気のG1馬 ダイタクヤマト
プレクラスニーに花束を! プレクラスニー
自分のペースがいのちです レガシーワールド〔ほか〕
著者等紹介
吉川良[ヨシカワマコト]
1937年2月24日東京都生まれ。作家。駒沢大学仏教学部中退。薬品会社の営業マンなど数々の職業を経験。1978年、すばる文学賞を受賞。1999年「血と知と地」(ミデアム出版)でJRA馬事文化賞・ミズノスポーツ大賞受賞
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感想・レビュー
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こみやま
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「だいたい、100のうち、99は裏切られると思っていいんだよ、馬は」ーー筆者をはじめとする競馬関係者たちの名言、印象深い台詞を主軸に据えた構成が面白く、実に読みやすかった。各馬のエピソードはそれぞれ10ページ足らずだが、読み応えがあり、しきりにうなずきながら、ときにニヤリとしながら、ものの数時間で読み切った。登場人物はさすがに古く、既に現役を退いた名が多い。それでも、いち競馬好きとして彼らのプライベート寄りの声というか、楽屋裏というか、人間らしい一面を垣間見られる喜びは大きい。2013/01/24
あーさー
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競走馬と、それにまつわる思い出を綴った一冊。2003年の本なので“往年の”といった趣ですが、それぞれのレースの全結果も載っており、楽しく読みました。2024/12/31
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