内容説明
難しい詰碁を1つ解くよりも、やさしい詰碁をたくさん解いて、基礎をしっかりさせることが棋力アップのためには大事なことです―4セクションに分け、全一六五問を集めました。
目次
ひと目でわかる一手の詰碁―詰碁とはどういうものか
少しむずかしい一手の詰碁―詰碁の基本
一発で決める一手の詰碁―活き形と地を区別
次の狙いを持つ一手の詰碁―ヨミの力養成講座
著者等紹介
趙治勲[チョウチクン]
昭和31年、ソウル市の生まれ。37年来日、故木谷実九段に入門。43年、11歳で入段。46年、五段。56年、九段。50年、第12期プロ十傑戦で初のビッグタイトルを獲得。その後各種棋戦で活躍し、55年、名人位に就く。56年、本因坊を併せ持ち、タイトル戦史上四人目の名人・本因坊となる。58年、棋聖位を獲得、三大タイトルを独占。62年天元位を獲得し、史上初のグランド・スラム(7大タイトル)達成。平成元年本因坊奪取以降十連覇で二十五世本因坊の称号を受ける。14年タイトル獲得65となり二十三世本因坊坂田栄男の記録を抜く
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感想・レビュー
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そり
8
形を覚えるにしても読みの裏付けは要るだろうと問題を解いていたが、思ったよりも読む量は多かった。その過程は気合いで腕立て伏せを何度も繰り返している気分で、囲碁もスポーツかなと諦めつつもどこか求めていた歯ごたえに、悪くない感じだった。眼形を潰したり作ったり、セキで生きたり、コウで延ばしたり。ゴールの数は複数で新鮮なところもあった。ただ、コウは初め理解できず袋小路で、インターネットで検索して一応の納得ができなければやめていたかもしれない。詰碁のおかげだけではないけど、囲碁の美しさを少し獲得できて面白くなってきた2019/09/01
OjohmbonX
6
簡単な問題を大量にこなして反復して反射的に出せる(丸暗記ではなく)まで力をつけていく、というスタイルは、英語(英会話)だと「瞬間英作文」みたい。どの分野でも基礎力をつけるには有効な方法なのかしら。解説でところどころ囲碁用語なのか趙治勲独自の言い回しなのかよく分からないときがあって笑っちゃう。「黒1でaのコスミは、白1で、白の表情がさわやか。黒失敗。」(p.330)の「白の表情がさわやか。」というそれ自体何だかさわやかな言い回しなんて、どこかで使ってみたくなっちゃう。2011/07/26
サラサラココ
4
定番と思われるシリーズを、子どものために調達してみたら、さくさく解いていた。ひと目なだけに、とっかかり易い問題を集めてあるのかも。2022/09/21
ぱぷあ
4
反復練習あるのみ!2017/06/09
キリル
4
かなり囲碁から離れていたのでリハビリにと思って読んでみました。問題も難しすぎないので空き時間にちょこっとやれるので長続きできました。問題のところにあるヒントがところどころ面白いです。2014/09/23