放浪の真剣師―続修羅の棋士

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784839903985
  • NDC分類 796
  • Cコード C2076

内容説明

実録裏将棋界『修羅の棋士』第二弾!青年闇太郎が足を踏み入れた真剣の道。そこはまさに修羅の世界だった。勝負にのめりこんでいく闇太郎を、平畑善介、大田学、加賀敬治ら巨人が温かく包み、厳しく鍛える。ひ弱だった男はいつしか骨の太い真剣師に…。闇の世界に生きる男たちを描いた長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

56
2000年刊行本。著者=「新宿闇太郎」が大阪・新世界の「三桂クラブ」に行って仕事につき、太田学・加賀啓治・三崎巌ら「真剣師」たちに将棋を鍛えられる話がメイン。「5月に釜ヶ崎暴動があった年」とあるから、1971年の著者24歳の頃かな。闇太郎は四年後に東京に戻り、新宿の「天狗道場」の席主となる。サブストーリーとして、闇太郎が太田学らに直接きいた、過去の真剣師人生の回想談が描かれる。山口賢三という大阪で真剣を指していた会社社長が50歳で病死して、その葬式にボロい普段着の「くすぶり連中」が参列する話が泣けた。2024/08/20

kazi

27
昭和初期、賭け将棋を生業にして生きる“真剣士”の世界を描いた実録ノンフィクション作品です。大田学、加賀敬治、平畑善介、三崎巌などなど、アマチュア将棋界に名を遺した真剣の名手たちが実名で登場します。同じく真剣将棋を題材にした団鬼六の傑作「真剣師 小池重明」と比べると、一本調子で話運びに起伏が無く、娯楽作品として一段落ちる印象でした。昭和初期のアマチュア将棋界の雰囲気を味わうには良い作品だと思った。天空を飛ぶような正統派のプロ将棋も好きなのだが、真剣士特有の妖しい将棋ってなんか惹かれちゃうんだよなあ・・。2021/07/07

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