明治維新とジェンダー―変革期のジェンダー再構築と女性たち

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明治維新とジェンダー―変革期のジェンダー再構築と女性たち

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750343648
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

明治維新という日本の一大変革期に、ジェンダーは如何なる変容を遂げ、近代国家成立に向け再構築されていったのか。江戸の権力的空間に存在した女性である春日局、絵島が、明治期にどのように再ジェンダー化されたのか、等、重層的・構造的分析を行う。

 はじめに





第一部 日本のジェンダー史研究と本書の課題



第一章 日本のジェンダー史研究――米英との比較において

 一 米英における女性史・ジェンダー史研究

  1 アメリカにおける女性史・ジェンダー史研究

  2 イギリスにおける女性史・ジェンダー史研究

  3 米英の女性史・ジェンダー史研究の共通点と相違点

 二 日本の女性史研究とジェンダー史研究

  1 日本のフェミニズムと女性学

  2 日本女性史の研究動向

  3 ジェンダー概念の登場と日本女性史研究

  4 ジェンダー史研究の展開とジェンダー史学会の創設

  5 日本のジェンダー史研究の課題と方法



第二章 本書の課題と方法

 一 明治維新とジェンダー――研究史の概観

 二 本書の課題と方法





第二部 明治維新とジェンダー――再構築をめぐって



第一章 女中と明治維新――敗者復活戦から外された人々

 はじめに

 一 女中の空間・下女の空間

 二 女中のイメージ・下女のイメージ

 三 公的空間から私的空間へ

 四 下婢名称の登場と増加

 おわりに――敗者復活戦から外されて



第二章 江戸幕府の財政システムとジェンダー――寛政改革から幕末期までの奥向き支出

 はじめに

 一 幕府財政システムと「表」・「奥」

 二 寛政改革と奥向きへの支出

 三 幕末期奥向き支出の特徴

 おわりに



第三章 明治前期におけるジェンダーの再構築と語り――江戸の女性権力者「春日局」をめぐって

 一 自由民権・私擬憲法とジェンダー

 二 幕藩国家権力のジェンダー配置と春日局

 三 劇場空間の春日局

 四 おわりに――明治前期の「春日局」と「佐倉惣五郎」



第四章 明治前期のジェンダー再構築と絵島――江戸の女性権力者のゆくえ

 はじめに

 一 絵島事件と江戸の言説

 二 『江戸紫徳川源氏』の上演と絵島

 三 明治前期の劇場空間における「ジェンダーの政治」

 おわりに



第五章 まとめ





 あとがき

 初出一覧

 索引

長野 ひろ子[ナガノ ヒロコ]
中央大学経済学部教授。日本経済史、ジェンダー史。主な著作に『幕藩制国家の経済構造』(吉川弘文館、1987年)、『ジェンダーで読み解く江戸時代』(編著、三省堂、2001年)、『エスニシティ・ジェンダーからみる日本の歴史』(編著、吉川弘文館、2002年)、『日本近世ジェンダー論』(吉川弘文館、2003年)、『日本近代国家の成立とジェンダー』(編著、柏書房、2003年)、『ジェンダー史を学ぶ』(吉川弘文館、2006年)、『ジェンダー史叢書6 経済と消費社会』(編著、明石書店、2009年)、『歴史教育とジェンダー――教科書からサブカルチャーまで』(編著、青弓社、2011年)、『日本人の「男らしさ」――サムライからオタクまで「男性性」の変遷を追う』(監訳、明石書店、2013年)、『歴史を読み替える ジェンダーから見た日本史』(編著、大月書店、2015年)などがある。

目次

第1部 日本のジェンダー史研究と本書の課題(日本のジェンダー史研究―米英との比較において;本書の課題と方法)
第2部 明治維新とジェンダー―再構築をめぐって(女中と明治維新―敗者復活戦から外された人々;江戸幕府の財政システムとジェンダー―寛政改革から幕末期までの奥向き支出;明治前期におけるジェンダーの再構築と語り―江戸の女性権力者「春日局」をめぐって;明治前期のジェンダー再構築と絵島―江戸の女性権力者のゆくえ;まとめ)

著者等紹介

長野ひろ子[ナガノヒロコ]
中央大学経済学部教授。日本経済史、ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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