内容説明
部族伝統の継承か個人の自由な創造性か…。白人教育を受けて育ち、若くしてインディアン絵画の第一人者となったプエブロ女性、そのゆるぎない信念の物語。
目次
1章 世界の中心―サンファンでの子供時代
2章 幌馬車の旅―サンタフェ・インディアン・スクール
3章 部族伝統―アート・スタジオの発足
4章 才能の発掘―家庭と教職の両立
5章 居場所がない―スタジオの閉鎖
6章 不老長寿―プエブロ族の儀式
7章 雨上がり―成人教育と工芸協同組合
8章 貴重なもの―絵画
多忙な日々―後年
著者等紹介
シューツ,ジーン[シューツ,ジーン][Shutes,Jeanne]
精神療法士(ユング精神医学派)。コネチカット州生まれ。マサチューセッツ州ウェレズリー・カレッジ卒(英文学、古代ギリシャ文学で学士号取得)、カリフォルニア州スタンフォード大学にて修士号取得(英文学)。育児のかたわら、フットヒル・カレッジ、サン・マテオ大学にて教職。臨床心理学研究において博士号取得。ニューメキシコ州サンタフェの公共医療サービス・インディアン病院での研修を経て、現在、カリフォルニア州パロアルト市にて個人開業、診療にあたる。成人教育プログラム「文学によるセルフ・アウェアネス」講座を開設、指導にあたる。写真家としても活躍(ネイティブ・アメリカンのアートワーク、家族史などを中心に写真記録を行なっている)
メリック,ジル[メリック,ジル][Mellick,Jill]
精神療法士(ユング精神医学派)。オーストラリア出身。豪クィーンズランド大学卒(英文学にて名誉学位取得)。母校他私立高校の教職を経てシドニーの国際通信教育機関の教育長として多くのアジア系学生を指導。その後、米カリフォルニア州ゴールデンゲート大学にて教職。臨床心理学において博士号取得後、スタンフォード大学精神科でのインターンを経て、現在、カリフォルニア州パロアルト市にて個人開業、診療にあたる。作家、画家、大学教授、専門分野における国際学会の主催者としても活躍中。非常勤教授としてトランスパーソナル心理学研究所にて「精神的発達における美術導入の効用」の専門分野を設立、指導にあたる。国際的マルチメディア・アーティスト(風景画:日本、ニューメキシコ、ギリシャ、フランスなどの異文化から絵画の発想源を得る)、ニューメキシコ州プエブロインディアン文化研究家でもある
飯野朝世[イイノアサヨ]
博士(言語文化)。東京生まれ。日本大学文理学部文学専攻卒(英文学)、関西外国語大学大学院外国語学研究科博士課程修了(前期:英語学専攻、後期:言語文化専攻)
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