出版社内容情報
生と死、存在と無、無為自然----内なる実存より永劫の宇宙に至る深遠な哲学「道 TAO」。神秘的な老子の教え「道徳経」の世界を、和尚が全身の共感と愛をこめて平易に解き明かす。
「老子は最も深い。誰ひとりとしてあそこまで行っていない。老子こそ最大の鍵だ。もし彼を理解したら、彼こそマスターキーだ」(本文より)
内容説明
危機の時代に現われ、魂のメッセージと意識革命によって、世界の魂に実存的衝撃を与え続けてきた和尚。ついに瞑想や悟りすらも止揚するに至ったこの現代インドの巨星が、全身の共感を込めて詩いあげる老子の道。それは世界史の時空を超えて、ほかならぬいまここに炸裂する真理の宇宙、究極の道であった。
目次
第1話 存在へのマスターキー
第2話 虚ろな器
第3話 極端にご用心
第4話 無いことの効用
第5話 いにしえの賢者
第6話 永遠の法則
第7話 論争の空しさ
第8話 道士の資質
第9話 無為の価値
第10話 穏やかな静けさ