目次
1 シンガポールはどんな国か
2 都市国家の様々な顔
3 歴史―都市国家の誕生と独立
4 新たなる国民国家の創造
5 政治と行政
6 産業・経済・労働
7 対外関係
8 発展の「影」
9 社会の変動
著者等紹介
田村慶子[タムラケイコ]
福井県生まれ。津田塾大学大学院国際関係学研究科修士課程修了。九州大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在は北九州市立大学法学部政策科学科教授。専攻は国際関係論、東南アジア地域研究。シンガポール国立大学客員研究員(2011~12年)を含めて、数多くのシンガポール滞在経験(長期、短期)を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はぎはぎ
6
著者の田村氏は政治学者。シンガポールについて網羅的に情報が入手できるし、何より文章がうまい。専門家が書く文章は結構読みにくいものが多いのだが、すいすいと頭に入ってくる。記述も批判的にシンガポールをとらえており、単に良いところを紹介する、というものではない。良書である。なお、記述のいくらかは著者の別の本にあったものを本書用に書き換えたようで、見たことのある表現が続く。とはいえ、重要なところを同じ著者が的確に説明しようとするとそんなものという気もする。繰り返して読むことで理解が深まるという点ではむしろ吉か。2022/05/04
りっちー
1
シンガポールについて、手っ取り早く歴史と政治、現代と近代の状況を把握するために読みました。基礎知識と言いながら、かなりみっちりとした内容で、表題に違わぬ内容でした。文章も読みやすく、写真や表も資料として記載されているので理解が深まります。シンガポールを知りたい方におススメの一冊です。2023/09/25