目次
第1部 国境域の特徴(ミャンマー国境域;ベトナム国境域;ラオス国境域;国境の人びと)
第2部 生業(ミャンマーと中国の国境域;ベトナムと中国の国境域;ラオスと中国の国境域)
第3部 生活(着る;眠る)
著者等紹介
落合雪野[オチアイユキノ]
1967年生まれ。鹿児島大学総合研究博物館准教授。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。博士(農学)。専門は民族植物学、東南アジア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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noko
4
大学の教科書になりそうな本。内容も学術的。これまで国境の民は不利な状況で暮らしている人と捉えられてきたが、中国国境の少数民族は経済発展を背景に好条件を得ている。国境といってもフェンスなどがあるのはごく一部。両国民は自由に通れる。ミャンマーと中国の国境はシャン族が多く、稲作農家をしているが、物質的に豊か。中国製バイク、TVも持っていて、中国の携帯が入る。他エリアのビルマの農民より豊か。電力も安定している。近代的な稲作をしていて、ハイブリット品種F1が多く農業機械を使う。収量も良い。シャン特区では観光が強い。2025/06/16