内容説明
経験科学として経営経済学をとらえるとき、その学史研究はどのように行うことができるのか、あるいは行うべきか。ポパーに始まる一連の科学論にもとづいてこの課題を考察することが本著の主たる目的である。
目次
第1章 常識的科学観の崩壊
第2章 批判的合理主義の受容過程
第3章 学史の方法としてのパラダイム論
第4章 学史の方法としてのMSRP
第5章 グーテンベルク経営経済学の形成過程
第6章 グーテンベルクの科学的研究プログラム
第7章 行動理論的経営経済学
第8章 シュマーレンバッハの経営経済学―方法論と共同経済的生産性
第9章 ニックリッシュの共同体的企業観