内容説明
社会会計における環境問題への取組みすなわちマクロ環境会計を取上げている。そして、企業会計の基本構造を示し、会計における勘定的思考の重要性を指摘するとともに、現行企業会計を基礎として環境問題に取組む場合の枠組みについて、マクロ環境会計で提示されている枠組みを叩台として議論。公害問題への適切な対応を行わなかったために、企業の維持が極めて困難になっているチッソ株式会社について、その財務諸表を中心に検討するとともに、昭和40年代におけるわが国の公害問題への対応すなわち規制的対応の実状、ならびに当時アメリカを中心に発展した社会責任会計について、環境管理・監査について、企業会計の分野での環境問題への取組みを意味するミクロ環境会計について等も解説。最後に、これからの発展が期待される分野を取上げている。
目次
序章 会計領域の拡大と会計職能の発展
第1章 社会会計の発展と基本構造
第2章 わが国の社会会計表
第3章 1993年SNAの概要
第4章 マクロ環境会計
第5章 企業会計の基本構造と拡張の枠組
第6章 公害問題への規制的対応と社会責任会計の発展
第7章 環境管理・監査の制度化
第8章 ミクロ環境会計の展開
第9章 水資源と会計
第10章 エネルギー資源と会計
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