内容説明
本書が扱うテーマは期間損益(インカム)とキャッシュ・フローの簿記会計、とりわけその構造論的考察である。今日のキャッシュ・フロー会計をめぐる議論がどちらかといえば情報機能分析や制度分析に偏る傾向のあるなか、財務報告制度の根幹にある会計記録計算の構造をあえて考察する。
目次
第1章 キャッシュ・フロー計算と複式簿記―直接法と間接法の計算構造
第2章 損益計算とキャッシュ・フロー計算の簿記構造―その同型性
第3章 キャッシュ・フロー計算と複式仕訳―複式仕訳の相対化
第4章 損益計算とキャッシュ・フロー計算のギャップ分析―恣意性と客観性
第5章 損益計算とキャッシュ・フロー計算の動的統合モデル―簿記的結合と会計的統合
第6章 複式簿記のサイエンス―複式簿記とは何であり、何でありうるか
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