内容説明
なぜ墨で描くのか、水墨画は他の絵画とどう違うのか、墨の美とは何か―。墨の表現の本質に鋭くせまり、現代の水墨美を追究する思索と実践の一冊。今日の表現として水墨画を描くための、待望久しい本格技法書の誕生です。
目次
西洋画と水墨画の違い
「省略」の本質を問う
「線」とは何か「面」とは何か
墨色を生かす
線の表情を決める「筆勢」
墨の濃淡と絵の主役・脇役
墨を生かす「にじみ・かすれ」
「余白」とは何か
運筆の「間」と表現
画面の「間」と発現
さまざまな「省略」の表現
五感と心理と画の表現
デッサンをどう生かすか
落款の重要性を問い直す
現代の水墨画とはどんな表現か
身近で水墨画を楽しむために
著者等紹介
山田大作[ヤマダダイサク]
1933年愛知県に生まれる。古田一美に師事して画を学ぶ。1978年に近代水墨画院を設立、現在同会会長。高島屋、名古屋アートサロン、京都文化博物館などで個展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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