現代水墨画表現術

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  • サイズ A4判/ページ数 110p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784839387778
  • NDC分類 724.1
  • Cコード C2071

内容説明

なぜ墨で描くのか、水墨画は他の絵画とどう違うのか、墨の美とは何か―。墨の表現の本質に鋭くせまり、現代の水墨美を追究する思索と実践の一冊。今日の表現として水墨画を描くための、待望久しい本格技法書の誕生です。

目次

西洋画と水墨画の違い
「省略」の本質を問う
「線」とは何か「面」とは何か
墨色を生かす
線の表情を決める「筆勢」
墨の濃淡と絵の主役・脇役
墨を生かす「にじみ・かすれ」
「余白」とは何か
運筆の「間」と表現
画面の「間」と発現
さまざまな「省略」の表現
五感と心理と画の表現
デッサンをどう生かすか
落款の重要性を問い直す
現代の水墨画とはどんな表現か
身近で水墨画を楽しむために

著者等紹介

山田大作[ヤマダダイサク]
1933年愛知県に生まれる。古田一美に師事して画を学ぶ。1978年に近代水墨画院を設立、現在同会会長。高島屋、名古屋アートサロン、京都文化博物館などで個展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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非日常口

14
水墨画業界では有名な山田先生の作品とその考え方を語り口で載せてある。余白は影の中にもあるが、等伯の松林図屏風のインパクトが強くて白という先入観があったのが払拭された。墨線を引くことと白線を引くのは表裏の関係でそのせめぎ合いと、省略による想像の広がりをもたせることがキモなのだとよくわかる。あえて描かないコトで広がる余白は、負の山水が胸中から画面の外へ広がるように、負による加算の美について書かれているように思う。2018/05/27

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