内容説明
密教の中で過去と現在と未来を結び仏界との交信に使われる梵字。深秘の密教体系に一歩でも近づけるように、基本的な梵字悉曇学の概要を的確な図版で示し、解説を加えたロングセラー改訂新版。
目次
１ 主尊・種子
２ キャカラバアの世界概説
３ 十三仏
４ 三尊仏・曼荼羅
５ 四天王
６ 悉曇五十字門
７ 五十音図
８ 字形の対比
付録 石刻梵字の字形
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
4
この頃デザインにも取り入れられている、梵字（古代インド文字の一種）の解説書。仏教、特に密教の主尊・種字（各仏や菩薩を表すイニシャル）やダラニ（真言）、対応種字を組合わせてのマンダラの説明の他、五十音の元となったシッタン五十字音表などを紹介。表音文字でアルファベットや仮名よりも、母音と子音、発声の仕方のパーツとを組み合わせた、むしろハングルが近い。なので、特殊な文字を除けば読みかたは、すぐに覚えられます。覚えても、現在のヒンディー・チベット文字とは全く違うので、念のため。2013/11/09
