内容説明
この本は中林梧竹翁の『梧竹堂書話』を新たに編集し、口語訳、注釈、解説などを加えたものである。
目次
書道門なし
書法の第一義
法なき者は論ずるに足らず
一法を捨てず 一法を立てず
伝うべからざるの法
書に常の法なし
秦漢の書あり
六朝の隋唐あるは
書中の野狐禅
口を開れば六朝という〔ほか〕
著者等紹介
日野俊顕[ヒノトシアキ]
1929年徳島市生まれ。第六高等学校理科卒業。徳島市の中学校数学教諭、小学校長、中学校長、徳島県・鳴門市・徳島市教育委員会の教育研究所長・学校教育課長・教育次長などを歴任。少年のころから中林梧竹を敬慕、青年期には梧竹研究の先覚海老塚的伝に識られ、研究顕彰の継承と発展に献身。現在は梧竹の会代表として全国各地に梧竹展、セミナー、講演会などの開催、徳島県書道美術館収集委員会委員などをつとめる。著書に『書聖中林梧竹』(明玄書房、1951年)『改版書聖中林梧竹』(明玄書房、1979年)『梧竹書芸集成』(講談社、1979年)『梧竹臨書精選』(教育書籍、1988年)『名刺のうらのメモ』(ぎょうせい、1984年)『里太也先生漫筆』(井上書房、1995年)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。