内容説明
事務と政策とは、車の両輪のようなものである。政策だけが先行して事務が不備であれば、政策はうまく行かない。契約は成立したが、書類に不備があって代金が入らなかった。というのでは、せっかくの営業政策も挫折するだろう。本書は事務が基盤であり、元日本銀行国庫局調査役である著者の豊富な経験とわかりやすい例をとりあげて、事務の重要性を説く、実務省必読の書である。
目次
1 ページの理論―そのつど確認のシステム(ゼロの確認;「そのつどチェック」)
2 ネジの理論―法則と柔軟性(ルールを作れ;ルールを破れ)
3 洗面の理論―手順を考える(手順を考える;手順を変える)
4 回路の理論―照合のシステム(回路を閉じよ;新しい回路)
5 「人間」の理論(集団と人間;「人間」を守るために)