出版社内容情報
≪本シリーズに関して≫
本シリーズは、講義・演習での使用や自己学習での使用を念頭におき、真に教材となり得る事例のみを精選して編集した看護学各論の事例集である。
事例を用いた教育は、多くの看護教育の場で一般的なものとなっているが、本書の活用により、教育をさらに多彩且つ充実したものとすることができるように工夫いている。
『新体系看護学』の“実践編”として位置付けた活用が最も効果的だが、単独での使用ももちろん可能である。
事例の記述方法は、成人/老年/小児/精神/在宅/のそれぞれの特性に応じた記述方法をとった。
≪事例で学ぶ精神看護学≫
本書の事例を読むことで、臨床の実践をとおしてしか学べない精神看護の実際を学ぶ事ができる。また、それをとおして、看護が精神医療においてどれほど効果の高いケアを行なうことができるかを感じとることができる。本書ではケースによって様々な看護の分析方法をとっている。これは、多様な看護活動が展開される臨床を想定しているためである。多くの看護展開例と分析から多角的に看護実践を考えることが、学生の力を育てることになる。