ジャック・ロンドン奇想天外傑作選

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784839109295
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

小説の持つ面白さから「人間とは何か?」を問いなおす作品群。想定外のことに遭遇する現代人への警告の書。

著者等紹介

辻井栄滋[ツジイエイジ]
1944年、京都府生まれ。1986年1月、「ジャック・ロンドン・マン・オブ・ザ・イヤー賞」(1985年度)受賞。2004年5月、文学博士(Doctor of Humane Letters)。著・訳書多数。現在、立命館大学名誉教授・特任教授、同志社大学および佛教大学講師。日本ジャック・ロンドン協会名誉会長。ジャック・ロンドン財団顧問(カリフォルニア州)

芳川敏博[ヨシカワトシヒロ]
1949年、京都府生まれ。元京都府立・元神奈川県立高等学校教諭。現在、日本ジャック・ロンドン協会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

71
ジャック・ロンドン研究家が編んだ短篇集。正直に言うと翻訳がやや、堅いので柴田元幸氏の翻訳で読みたかったなと思うものもありました。しかし、序盤から日本人が主人公にした話から始まるので仰け反りました。真逆、アメリカの厳しい自然やアメリカの男性性の悲哀を描いた物語が印象的なジャック・ロンドンが耐える日本女性を描くなんて!しかも仏教の教えがそういう解釈にされているので西洋人の視点だとしてもかなり、過激な作品では・・・。「アリスの懺悔」のような聖職者の狂信的とも言える信仰心の押し付けによる偽善騒動には笑いました。2017/07/22

ニミッツクラス

16
13年の税抜1600円の初版。訳者らによる日本オリジナル選集で、収録8編のうち4編が初訳。著作権はとっくに切れていても、紹介してくれる人がいないと海を渡らないものだなと思う。邦題の“奇想天外”もカバーの惹句もピンボケ。強いて言えばロンドン的千夜一夜物語になる。SFやF好きには「ジャック・ロンドン幻想短編傑作集」の方が向くが、本書でもロンドンの熱量って高いなと素直に驚ける。どの作品も郷土や叙事色豊かで、「アリスの懺悔」のハワイ諸島や「プリンセス」の南海諸島の様子や出来事には楽園の別の一面を見た。★★★★☆☆2019/07/11

ヴィオラ

3
多分、僕の読友さんが想像する「奇想天外」とはちょっと違うけど、ロンドン好きな僕は、本邦初訳が4本入ってるっていう時点で買わずにはいられなかった、という(・・。)ゞ  日本、アラスカ、韓国、イギリス…と、次から次へと舞台の違う短編が並ぶけど、ほとんどロンドンが実際訪れた事のある国っていうのがスゴイなぁ。止まったら死んじゃうマグロみたいだな、ロンドン(^▽^;)ロンドンの伝記は読みたいぞ。2013/04/23

TK

1
『お春』の途中で読む気が失せてしまった(最後まで読んだが)。“翻訳”を読みたいのだ。“日本語訳”ではない。2013/08/19

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