信濃国の明治維新

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784839003586
  • NDC分類 215.2
  • Cコード C3021

目次

第1編 新政権の成立と直轄県の設置(信濃における直轄県の成立と展開;尾張藩取締役所と伊那県初政;信濃における旗本領の解体)
第2編 明治初年の社会情勢と直轄県の対応(農民一揆の展開;伊那県商社事件;伊那県の貢租策の展開と農民負担;戸籍法の発布と明治四年六月戸籍調べ)
第3編 信濃国の廃藩置県(松本藩の藩政改革;筑摩県の成立)
付編 相模国・武蔵国における直轄県の成立過程(新政府の成立と二元支配;直轄県の成立;直轄県の確立と初政)

著者等紹介

中村文[ナカムラフミ]
1952年長野県に生まれる。1976年信州大学人文学部卒業。1978年お茶の水女子大学大学院(修士課程)修了。1978年お茶の水女子大学助手(81年まで)。1982年長野県波田町、富士見町で町史編纂に従事(90年まで)。1994年放送大学講師(非常勤)(10年まで)。2002年横浜国立大学講師(非常勤)(10年まで)。2001年博士(人文科学)。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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転天堂

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旗本領と小藩領が入り混じる信濃国に官軍が進軍し、廃藩置県に至るまでどのような統治体制の変化があったのか、さまざまな視点から明らかにしている。特に養蚕業が盛んだった故の贋二分金の流通による経済混乱とそれを収拾しようとした伊奈県商社の設立と失敗、北信大一揆の背景などを武蔵国・相模国の状況との比較などは面白い。惜しむらくは筆者が亡くなったことにより本書が遺稿集となり、この後の研究の進展を見ることができなくなったことである。2022/10/19

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