歴史学叢書
中国古代国家の形成と史学史

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784839003203
  • NDC分類 222.04
  • Cコード C3022

内容説明

本書は、五井直弘氏の『漢代の豪族社会と国家』『中国古代の城郭都市と地域支配』に次ぐ、第三遺稿集である。著者は、戦後一貫して、殷周代・春秋戦国から秦漢を経て魏晋に至る国家と豪族社会、城郭都市、鉄などの研究、および東洋史学を中心とした史学史に取組んで来た。本書には、前二著に収められなかった、中国古代国家形成にかかわる通史的叙述、春秋末頃成立し、魏によって滅ぼされた中山国について解明した雄篇、中国古代史研究にかかわる史学史的論考を収める。いずれも問題提起的論考であり、前二著と合せ、五井史学の全体像をうかがうに足ろう。

目次

第1章 中原国家の形成
第2章 専制帝国の形成
第3章 古代国家の完成と没落―赤眉の乱と光武帝
第4章 党錮の獄―宮廷をめぐる宦官と官僚の抗争
第5章 華夏族の形成と中山国―古代統一国家成立の基底としての
第6章 中山の人々―その後
第7章 『史記』と正史―中国における歴史思想の源
第8章 中国古代史研究と考古学
第9章 白鳥庫吉考補遺

著者等紹介

五井直弘[ゴイナオヒロ]
1925年岐阜県に生まれる。1945年旧制第八高等学校卒業。同年東京帝国大学文学部東洋史学科入学。1949年同大学卒業。同年同大学大学院進学。1951年同前期課程修了。1959年静岡大学文理学部講師。同年同大学助教授。1970年同大学人文学部教授。1984年同退任。同年専修大学文学部教授。1997年同大学大学院教授退任。1999年逝去
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