内容説明
1980年、昭和史に残るスタアとの結婚。それからの十数年、「私たち家族」は狂乱するマスコミに包囲され、一方的な被写体となった。苦難の年月を自らの手で記録した感動のベストセラー。
目次
1 ~1980(終りなき戦い;被写体初体験 ほか)
2 1981~1987(盗撮;森光子さん ほか)
3 1989~1993(入園式;写真誌カメラマン ほか)
4 1993~1999(運動会;虫歯痛 ほか)
著者等紹介
三浦友和[ミウラトモカズ]
俳優。1952年、山梨県塩山市生まれ。映画「伊豆の踊子」で山口百恵の相手役となり、以後数々の作品で共演。1980年、結婚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西澤 隆
1
普通の人「百恵さん」が家から一歩も出られないほど追い回し、入園式への出席まで断念させたりするほど取り囲むくせに、人権擁護局からの勧告で一時的にいなくなったりする、まさに理念なきダブルスタンダードの権化、マスコミ。上が言うから、視聴者・読者が求めるからという理由で責任を担わずにただただ出し抜かれないことだけを求める彼らが語る「報道」の胡散臭さに多くの人は今や気づいてしまったけれど、誰でも送信者となれる今、代わりの立ち位置に立つはずの一般人がより多くの手数でメディアスクラムを作る時代に。なんだか切ないなあ。2014/03/25
にゃぅ
0
皆さんご存知の、元伝説の歌姫と現役の俳優さん家族とマスコミとの関わりについて、三浦さんが日記などに書かれていた内容を整えた物。常に被写体となりプライベートのない状態や苦労に胸が痛んだ。それにしても、このご夫婦は本当にお互いへの愛が深く見えて憧れるなぁ2017/01/23
owawamure
0
著者の感情が「書き過ぎではないか」と思われるほど綴られている。また、日記をもとにしているだけに、当時の壮絶な報道陣の狂騒ぶりがナマの証言として体験できる。三浦友和がいかに凄いかがよくわかる。長男の入園式の話は本当にひどい。2012/08/18
いちみ
0
人気絶頂の歌姫を妻にして引退させる、、、そのプレッシャーがいかに大きいものだったか。 そして、一般人としての妻や子供たちを守り続けてきた気持ちが、訥々とつづられている。 マスコミの前ではどちらかというと無愛想で無口な印象のこの人が、実はこういうことを考えてきた人なんだなぁ、、、とあらためて感心。 芸能人のウワサは気になるけど、、、やっぱり彼らのプライバシーは守られるべきだよね。2009/04/11
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