内容説明
構造発色、横長窓、お化け煙突、広告天井、ブリコラージュ、コラーゲンetc.熊本城から近代遺産、くまもとアートポリスまで、35テーマで70の建築のみどころを描く。
目次
うつろう
つむぐ
のぞむ
ととのう
ぼかす
おりたつ
あやなす
かえる
つなぐ
いきる〔ほか〕
著者等紹介
田中智之[タナカトモユキ]
1971年埼玉県生まれ。1994年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1996年早稲田大学大学院修士課程修了。1999年早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。早稲田大学専任助手、同大学非常勤講師、同大学芸術学校客員講師等を経て、2005年熊本大学助教授。2006年TASS建築研究所設立。2007年より熊本大学大学院准教授。2014年建築作品による博士号を取得(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エリナ松岡
7
同じ著者の『階段空間の解体新書』に負けず劣らずとても良い内容でした。タイトルから熊本の名所巡りを期待する人が多いかもしれませんが、どちらかというと熊本の建築物を題材に建築の基礎を解説する建築講座と捉えるのが正しい気がします。もちろん、熊本の恵まれた建築事情があって初めてなし得た企画であると思いますが。大変勉強になりました。2018/12/14
Ayumi Shimojoh
1
3月末日、長崎次郎書店にて購入。タナパーを初めて知ったのは、昨夏の現代美術館予告チラシで。自由に出歩けない期間だったから、その原画展は見れなかったので、熊日新聞での連載がパッケージ化されたこの本でタナパーを味わう。この分解したような手書きパース、すごい好きだ。熊大の先生なんだろうな。紹介されている熊本の公共建築は意識高いな!アートポリス30年続けば文化だわなあ。90年代:あしきた青少年の家、坂本善三美術館。00年代:芦北町交流センター、美里町林業総合センター、県立農業大学校学生寮、ストローベイルハウス。2020/05/10