出版社内容情報
あなたにとって、“そっと呼びたくなる”名前は何ですか?
2人の男性の間で揺れ動く、女性の心を赤裸々に綴った大人のための恋愛小説。
イム・キョンソンは、書くものに合わせて姿を変えていく作家だが、
愛の光と影に対する探求には、一貫した激情を抱いており、読んでいる私たちの心も一緒に揺さぶられる。
ずっと一緒にいる家族への愛も、惹かれずにはいられない恋人への愛も、
美しく複雑で、到底要約できない側面をそのまま描き出す才能に、ただただ感心してしまう。
――チョン・セラン(小説家)
建築士として働く30代のスジンは、長年付き合っている先輩との関係に悩んでいる。そんな中、偶然出会った年下の男性から情熱的な愛を向けられ、次第に心が揺れ動いていく。3人の男女が織りなす「大人の愛」についての物語。20代、30代、そして40代の、それぞれの登場人物が示す、純粋で切ない愛に胸を締めつけられるはず。
性格も年齢も育った環境も異なる3人が、人生にどう向き合っていくかという姿も描かれ、「人を愛しながら生きていく」ということを深く考えさせられる。愛することの本質に触れる一冊。
【目次】
内容説明
あなたが“そっと呼びたい”名前は何ですか?年上の彼との関係に悩んでいる30代のスジンは、年下の男性からの情熱的なアプローチに惹かれていく。幸福感に満たされながらも、ふと感じる不安や虚無感。そんな時、心の奥から浮かんでくる名前とは―?韓国の女性たちから愛される作家イム・キョンソンが、揺れ動く女性の心を赤裸々に綴った大人の愛の物語。「愛すること」の本質に触れる一冊。
著者等紹介
イムキョンソン[イムキョンソン]
韓国ソウルに生まれ、横浜、リスボン、サンパウロ、大阪、ニューヨーク、東京で成長、10年あまりの広告会社勤務等を経て、2005年から専業として執筆活動。独立した個としてそれぞれが誠実に、自分らしく生きることをテーマにしたエッセイを多く書き、小説ではもっとも大切な価値観として「愛」を見据え、恋愛を主に扱う
すんみ[スンミ]
翻訳家。早稲田大学文化構想学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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