ホテル物語―グラフホテルと5つの出来事

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ホテル物語―グラフホテルと5つの出来事

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838732869
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

この話は、グラフホテルが閉館する、最後の半年間に起きたことである。

日本では村上春樹研究でも知られる作家イム・キョンソンによる、ホテルを題材にした珠玉の短編集。年末の閉業を控えた名門「グラフホテル」を舞台に、5人の大人たちが、それぞれの人生の転換点・区切りを迎える出来事が描かれる。

かつての売れっ子映画監督ドゥリが、動画配信サービス向けドラマ脚本のチェックを依頼されホテルで缶詰めに。時代の流れに悩みつつも行き着いた決断とは(「一か月間のホテル暮らし」)。

相手の女性の「フランス映画みたいなことをしたい」という願いをうけ、会社を抜け出してグラフホテルで情事にふけった男だが…(「フランス小説のように」)。

グラフホテルに宿泊していた作家のトンジュが、ふとしたきっかけでドアマンの男から聞かされた純愛と逃避行の物語、その結末とは…(「夜勤」)。

ほか「ハウスキーピング」「招待されなかった人々」の5編を収録する。

内容説明

この話は、グラフホテルが閉館する、最後の半年間に起きたことである。閉館を半年後に控えた名門グラフホテルで、それぞれの人生の転換点・区切りに直面した人々の悲喜こもごもを描く珠玉の5編!

著者等紹介

イムキョンソン[イムキョンソン]
韓国ソウルに生まれ、横浜、リスボン、サンパウロ、大阪、ニューヨーク、東京で成長、10年あまりの広告会社勤務等を経て、2005年から専業として執筆活動。独立した個としてそれぞれが誠実に、自分らしく生きることをテーマにしたエッセイを多く書き、小説ではもっとも大切な価値観として「愛」を見据え、恋愛を主に扱う

すんみ[スンミ]
翻訳家。早稲田大学文化構想学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mame

8
とあるホテルの閉館が知らされると、日本だと最後にと人が集まりそうだけど、韓国では過去のものとなるらしい。このホテルにまつわる短編5つ。1作目、3作目が好き。2025/05/13

turtle

8
ソウルにあるクラシックなグラフホテルに関わる人たちの短編集。閉館まで半年という終焉に向かう中でのちょっとお洒落な雰囲気と人々の静かなやり取り。作者や作品についての知識が全くなく、タイトルに惹かれて図書館で予約した本でしたが、とても好きな文章と作風。なんとなく村上春樹さんの作品の読後感と似ていたので調べてみたら、イム・キョンソンさんは村上さんが大好きなようで納得。他の作品も読んでみたいです。2025/03/23

だいふく

7
閉館の決まった名門ホテルの最後の半年間に起きた5つのお話。それぞれちゃんと話が終わるというよりは、この後どうなるんだろう?というところで終わっているので、好みが分かれるかも。一番その後が気になるのは「フランス小説のように」。読みやすかったのは「ハウスキーピング」。2025/02/05

湯こ里

3
閉館間近なソウル市内のクラシックホテルが舞台の短編集。どの話も、ままならない人生を生きる大人の寂しさ・切なさがあり、読後にしんみりした気分になった。*第2話の『フランスの小説のように』では、昼下がりのホテルの部屋で、女が男に言う。ホテルの閉館に合わせて、自分たちの関係も終わりにしようと。てっきり不倫関係かと思いきや、読み進めていくと、実はこの男女は夫婦だとわかる。「終わりにしよう」という言葉が、がぜん重くなる。2025/02/04

お抹茶

2
閉館が迫ったソウルのクラシックホテル。そこに訪れる人や働く人を主人公にした短編集。もっとホテルそのものに焦点が当たればよかった。ままならない人生の悲哀を伝える。物語の構成としては「夜勤」や「招待されなかった人々」に漂うやるせなさが切なかった。2025/01/29

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