内容説明
2020年3月、人気アウトドアブランド「Snow Peak」の代表取締役社長に32歳の若さで就任した山井梨沙。キャンプ歴32年の彼女がフィールドワークを重ねながら獲得してきた野生と共生の感覚。グローバルとローカル、都市と地方、人と自然、人と人のつながり方。
目次
1 ME―私ができるまで(家族;出生 ほか)
2 YASEI―野生と共生(フィールドワーク;野生と共生 ほか)
3 BALANCE―しなやかに生きる(HOME⇔TENT;ローカルとプラネット ほか)
4 NEW DIVERSITY―ポストコロナの多様性(女性、年齢、社会的地位;ジェンダー ほか)
TAKIBI TALK―スノーピークの変わること、変わらないこと(1959、祖父、谷川岳;1987、父、キャンプ ほか)
著者等紹介
山井梨沙[ヤマイリサ]
株式会社スノーピーク代表取締役社長。1987年、新潟県生まれ。祖父は同社創業者の山井幸雄、父は代表取締役会長の山井太。文化ファッション大学院大学で服づくり、洋服文化を専攻し、ドメスティックブランドに約1年間勤務。2012年、スノーピークに入社し、アパレル事業を立ち上げる。その後、アパレル事業本部長、企画開発本部長、代表取締役副社長を経て、2020年3月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kendrick
2
新社長になにか懐疑的で本ブランドから少し遠ざかったんですが、やはり知らないで嫌うのはイカンと思い読みました。 結果、あまり払拭出来ず。うーんと言った感じ。2020/09/25
kcamp
1
社長をしていた時の社内評や実際の手腕は社員ではないのでわからないものの、ちょっと考えが飛躍しすぎてて雑な印象を受けました。 ブランディングとしてある程度突飛な発信をするのは少しは理解しますが、上場会社であることをもう少し意識した方がよかったのかなと、後講釈ではありますが感じました。2025/04/15
tetekoguma
1
スノーピーク現社長の山井梨沙さんによる自叙伝的なエッセイ集。野生的な感覚への回帰は間違いなくトレンドになるでしょう。そして本書にも書かれているようにブルシットジョブではなく、人間が生きていく上で欠かせないエッセンシャルワークを社会やコミュニティとしていかに大切にして育んでいけるかが鍵になるでしょう。私が大切にしたいと思う言葉がたくさんありました。2022/03/19
hide10
1
メディアからの注目度も高く、女性社長としても注目される山井氏。世襲というだけで批判もあったようですが、スノーピーク製品を日常的に使いキャンプに繰り出す英才教育を受けてきた彼女にこそ務まる役割なのかと思慮。 メッセージとして「人間性は無駄に宿る」と強調されており、その通りだなと。成果重視・効率重視の現代社会、それは大事な一方で、よほどの理由が無ければ非効率なものは廃除されがち、PCみたい。 コロナ禍で「人間性の回復」を欲した民たちが、Snow PeakをSUVに積み込んで出かけた先も混雑という皮肉。 2021/12/11
村上 雅和
1
2020年3月に35歳でsnow peak3代目の社長に就任した、山井梨沙さんによる著作。 社長就任の発表後、株価が暴落し、snow peakは終わった、世襲か、などと言われたこともありましたが、この本を読むことで彼女がこの会社の明確な進むべき方向、ビジョンを示していることが極めて強く、はっきりと伝わってきます。 単なるキャンパーの会社ではなく、日本、そして世界のシティーとローカルを結び、失われつつある民俗や文化をもう一度取り戻す存在になってくれると思います。彼女の理念に強く賛同し、応援したいと思います。2020/07/24
-
- 電子書籍
- 死んじゃうくらいの快楽を(3) ヤング…
-
- 電子書籍
- 影執事マルクの彷徨 富士見ファンタジア…