内容説明
複雑怪奇な国際関係をつかむ、元大使の白熱講義。
目次
まえがき 国際情勢は複雑怪奇ではない!?
1限目 現在―日本を取り巻く三大国の思惑
2限目 過去―幕末から第一次大戦までの日本と米中露の関係
3限目 過去―国際連盟から第二次大戦までの日本と米中露の関係
4限目 過去―終戦からトランプ登場までの日本と米中露の関係
5限目 未来―新型コロナ危機後の近未来世界
さらに勉強をすすめたい生徒への参考図書
著者等紹介
馬渕睦夫[マブチムツオ]
元駐ウクライナ兼モルドバ大使、元防衛大学校教授、元吉備国際大学客員教授。1946年京都府生まれ。京都大学法学部3年在学中に外務公務員採用上級試験に合格し、1968年外務省入省。1971年研修先のイギリス・ケンブリッジ大学経済学部卒業。2000年駐キューバ大使、2005年駐ウクライナ兼モルドバ大使を経て、2008年11月外務省退官。同年防衛大学校教授に就任し、2011年3月定年退職。2014年4月から2018年3月まで吉備国際大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずさん
3
国際ニュースを深く知るのに、とても参考になった。2021/04/24
読書のーと
3
今回の著書についても、さすが馬渕さん!と感じられる、鋭く的を得たお話で、楽しく読了◎ 初めて馬渕さんの著書を読まれる方にもとても分かりやすい内容と文章で、表紙はピンクの文字で可愛いし、本文の文字も大きめで読みやすい! そして、歴史から政治的な流れを紐解いてくれて、ストーリーが質問形式なのも嬉しい♡ いかにメディアは真実を伝えていないか、どれだけディープステートが世の中を掌握してきたか…。 これが今の国際政治の真実だと思う。 また、アフターコロナをどう生き抜くか考えさせられた。2020/09/13
PINGE
2
特に印象に残った部分 168頁〜 GHQ枢要ポストは国際主義者であり社会主義者。例えばケーディス大佐はニューディール政策実施にあたった事のある筋金入り。日本国憲法には、権利については国民に主張させるが義務は最小限で政府の義務がたくさん。 手本のワイマール憲法は当時共和国の実権を握っていたユダヤ人勢力が「人口1%に満たない少数派ユダヤ人の権利をドイツ人と同等に認めさせた」という曰く付き、国民に「国家の被害者」意識を植え付ける。 戦力の不保持で日本が国家として真に独立することを阻みGHQの精神劣化政策は成功。2020/10/17
sorriso
1
時間がなく、図書館の返却期限でつまみ読みだけ。アメリカFRBが私有銀行とは知らなかった。中国が経済繁栄したように見えたのは、安い労働力を求めて海外資本が工場を立てたりして入ってきたからで、賃金が安くなくなったいま、危機を迎えているという意見は面白い。また、「コーポレートガバナンスの弊害」というのも、頷けた。今の世の中、誰の役にたつのか疑問の、人が生きていくために必要なエッセンシャルワークでもなんでもないつまらない仕事や足枷だけが増えていて、バーチャルな物に囲まれた生活に息苦しさと疑問を感じる事が多いので。2022/09/17
読者
1
★★★★★2022/02/07