出版社内容情報
1960年代より半世紀以上の親交がある作家・僧侶の瀬戸内寂聴と歌手・俳優の美輪明宏が、ふたりの出会いから、三島由紀夫、横尾忠則などとの交流、才能や不思議な力、戦争、仏教、人生、女性の生き方、結婚など、これからを生きる日本人へ伝えたいことを縦横無尽に語り合った一冊。共に戦争へと突入していく日本の姿を見てきたふたりが、今の日本に何を思うのか。戦後70年という節目を迎え、日本が再び戦争という過ちを繰り返さないためにはどのような道を歩んでいったらよいのか。先行き不安なこの時代、強く賢く生きるにはどのような心構えでいるべきか。また、家族や老いにはどう向き合えばよいのか。
――ここでしか味わえない含蓄のあるメッセージが心に深く響くとっておきの対話集。
内容説明
不思議な力、戦争、宗教、老い、結婚―。瀬戸内寂聴と美輪明宏が語る、厳しい時代を強く生きぬく人生論。
目次
第1章 出会い
Q1 親子関係について
第2章 才能、不思議な力
Q2 病気について
第3章 戦争
Q3 遺産について
第4章 心、女性の美しさ
Q4 老いについて
第5章 宗教、人生
Q5 結婚について
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島市に生まれる。作家、僧侶。東京女子大学卒業。1957年、『女子大生・曲愛玲』(新潮社)で新潮社同人雑誌賞、1961年、『田村俊子』(文藝春秋)で田村俊子賞、1963年、『夏の終り』(新潮文庫)で女流文学賞受賞。1973年、平泉中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。1974年、京都・嵯峨野に「寂庵」を開く。1992年、『花に問え』(中公文庫)で谷崎潤一郎賞、1996年、『白道』(講談社文庫)で芸術選奨文部大臣賞受賞。1997年、文化功労者に選出。1998年、『源氏物語』(講談社文庫)現代語訳完訳。2006年、イタリア国際ノニーノ賞、文化勲章受章。2007年、比叡山禅光坊住職に就任。2008年、安吾賞受賞
美輪明宏[ミワアキヒロ]
1935年、長崎県に生まれる。歌手、俳優、演出家。16歳でプロの歌手として活動を始め、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」を拠点にし、注目を集める。1957年、『メケメケ』が大ヒット。『ヨイトマケの唄』など多数の作品を手がける一方、寺山修司の『毛皮のマリー』、三島由紀夫と組んだ『黒蜥蜴』ほか数多くの作品に出演。俳優、タレントとして、舞台・映画・テレビ・講演・著作と多方面で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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