優雅なのかどうか、わからない

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優雅なのかどうか、わからない

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838726936
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

48歳、再び独身。

新しい町に移って、ひとりで暮らし始めた。
こうして生きているのは、気楽だった。
佳奈と再び、出会うまでは。

18年余の結婚生活を解消、
井の頭公園に接して建つ、築55年の一軒家を自分好みに改装し、
新しい生活を始めた匡だったが……。
欲しいのは家なのか、家族なのか。
ひとりで生きるのは、ほんとうに大変なのか。

Casa BRUTUS連載、待望の単行本化!

48歳にして再び独身になった主人公、匡(ただし)は、吉祥寺にある古い一軒家を老婦人に借り受け、自分好みに改装を始める。気楽な一人
暮らしは、順調に滑りだすが、かつての恋人、佳奈とばったり再会。佳奈は、父親とふたりで同じ町に住んでいた……。
「気ままな一人暮らし。うらやましいかぎりだなあ。これを優雅と言わずして、なんと言う」。まわりにそう言われることに違和感を覚えつつ、佳奈との関係を取り戻したいと願う匡だが、彼女の父親は認知症となり、いつしかその介護に巻き込まれていく。自分の家と行ったり来たりの生活は、さらに思わぬ展開となり、どう暮らしたいのか、誰と生きたいのかの選択を否応なく迫ってくる---。
かつて妻や息子と暮らした代々木のマンション、一人になって借り受けた、井の頭公園に接した古い一軒家。吹き抜け、窓、灯り、テラス、暖炉、キッチン……随所にあふれる細かい家の描写が、物語に柔らかな深みを与えている。

流れるような美しい文体で描かれる、松家仁之の、新しい小説世界!

【著者紹介】
1958年生。大学卒業後、新潮社に勤務し、海外文学シリーズの新潮クレスト・ブックス、季刊誌「考える人」を創刊。2012年、長編『火山のふもとで』で小説家としてデビュー、同作で読売文学賞受賞。第二作は北海道を舞台にした『沈むフランシス』。本書が小説第三作になる。

内容説明

20年余の結婚生活を解消、井の頭公園に接して建つ、築50年以上の一軒家を自分好みに改装し、新しい生活を始めた匡だったが…。欲しいのは家なのか、家族なのか。ひとりで生きるのは、ほんとうに大変なのか。

著者等紹介

松家仁之[マツイエマサシ]
1958年生。大学卒業後、新潮社に勤務し、海外文学シリーズの新潮クレスト・ブックス、季刊誌「考える人」を創刊。2012年、長編『火山のふもとで』で小説家としてデビュー、同作で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

264
冒頭からグイグイ夢中で読んでしまった。自分の住処をこまごまと整えて、日々の食事を慈しむような暮らし。村上春樹さま作品から抜け出てきたような主人公(ここちょっと皮肉)や大家さんの園田さん、ねこのふみちゃん、魅力的なキャラばかりでした。2017/04/08

おしゃべりメガネ

190
松家さん作品はまだ2作目ですが、早くもその洗練されたアートな文章に魅せられています。初期から中期?にかけての村上春樹さんを彷彿させる作風に、ハルキストにはたまらない世界です。何がどうという具体的なインパクトやテーマが明らかに伝わるワケではありませんが、前に読んだ『沈むフランシス』同様、男女の微妙な「間」が絶妙に描かれています。村上さん作品にもよく猫が登場しますが、本作も「ふみ」という老猫がステキな演出をしています。年齢とともにかわる自分、そしてとりまく環境をとてもリアルにとらえている‘優雅’な作品でした。2015/04/18

いつでも母さん

170
正直48歳、再び独身・匡に都合がよすぎる物語で、私には別の世界の男で・・どこに惹かれるのか分からず読了した。貴男、間違いなく『優雅』ですから~!きっと、本人にしか分からないのだろう自分の中の立ち位置。他人様があれこれ言うのは無粋だろが、私はだめだなこんな男は、いや、都合はいいよ。元浮気相手・佳奈にとっても。だけど、どうなんだろうなぁこんな関係って。自分の娘だったら絶対に忠告してしまうな。松家さん三作品、お腹一杯になりました。猫のふみだけがなんだかほっとする存在だった。2017/02/03

ナイスネイチャ

153
図書館本。松家さんは「火山のふもとで」に続き2作品目。優雅なのかどうか・・・。十分優雅でしょう!?まあ金銭的ではなく精神的にという事を言いたかったんだと思いますが。文中の「こうやって言葉を使ってしかものごとを考えられない人間は、なんと窮屈な生き物だろう」というくだりは、自分に言われているようでした。この作品はあと10年ぐらい年を取って再読したら違った感覚になるかもしれないですね。2015/02/08

おしゃべりメガネ

118
こちらも6年ぶりの再読で、自分も本作の主人公と同様に四十半ばになり、色々と考えさせられるモノがありました。離婚し、とある古い一軒家に間借りするコトになった「匡」は大家の好意のもと、大々的なリフォームをするコトにします。1人でつつましくも自由に暮らしている日々に少なからず満足感を味わい、楽しんでいる中で以前の彼女「佳奈」に再会します。しかし、彼女の父は体調を崩してから痴呆も進み、介護が必要な身に。介護の難しさ、大変さはもちろん自分の親だからこその思いが綴られています。自分だったら、どうするだろうと悩みます。2021/05/24

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