内容説明
男と女の関係で歴史が見える。なぜ清盛は悪役にされるのか?誰も知らない本当の平家とは?―。
目次
1 ゴッドファーザーか、無頼派か
2 古い世の中を変えうる武士集団
3 女性にみちびかれた世の流れ
4 保元の乱―権力の危ういバランスが家ごとの対立を生む
5 平治の乱―見極めがたい敵と味方
6 近づき離れる後白河と清盛
7 後白河との決定的な対立
8 朝廷にまどわされ、滅びゆく平氏
9 時代を武士のものにした源平の男たち
著者等紹介
金谷俊一郎[カナヤシュンイチロウ]
東進ハイスクール日本史科講師。授業は過去24年分の全国入試問題データの完全分析に裏付けられた緻密なもので、特に、早慶大・京大・関関同立大・センター試験の受験指導には定評があり、毎年次々と的中問題を出す「的中王」でもある。多くのテレビ番組に出演する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mizhology
2
とても解りやすかった。今回の大河で疑問に思ったことの解説も別の説もさりげなく抑えてくれてた。後白河法皇は、やっぱり強烈だけど、若い頃はかわいらしかったんだろうなぁとも。清盛は、改革者だと思う。2012/11/18
ybhkr
1
ドラマや橋本治の平家物語のおさらいに。これ平家初見の人でもわかりやすいのかな?あの時代は時代の制度自体がややこしいからある程度わかってないと読みにくい気がするが。登場人物の名前も似ているし。相関図や家系図はすごくわかりやすかった。例え話もよかった。物語では悪役にされることの多い平清盛だけど、実際はものすごく出来た人間であることが書かれている。あれくらい繁栄させるのはただの悪人では難しいだろう。味方には寛大で優しかった。だからこそみんなが清盛についてきたのだと思う。2015/03/16
Yukie Inoue
1
平清盛ブームで勉強の為に読みました。 すごく分かりやすくて、これなら理解しやすいし、後輩にも薦められます。2012/05/25
シナモン
1
予備校の講師の方が書かれただけあって、平清盛のまわりの人間関係がすっきりわかりました。2012/04/09