幅書店の88冊―あとは血となれ、肉となれ。

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幅書店の88冊―あとは血となれ、肉となれ。

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838722600
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

内容説明

たぶん、本を読んでも救われない。けれど、耐えられるかもしれない。とは思う。ブックディレクター幅允孝、初めての雑文集。

目次

オブラートに包めない痛みについて
雄弁な痕跡
酔っている状態こそが、僕らのネイチャーだ
実際的な言葉の効用
空から人を見る男
何もないようでいて、すべてがある
かもすぞー!
その穴底から、どこへ這い出てゆくの?
氷の示すデータは、やはり冷たい
「雑人間」と言われたら、怒りますか?〔ほか〕

著者等紹介

幅允孝[ハバヨシタカ]
ブックディレクター。BACH(バッハ)代表。愛知県生まれ。六本木ヒルズ「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、国立新美術館「スーベニアフロムトウキョウ」、東北大学工学部生協「book+cafe BOOOK」などのブックセレクトを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

58
様々な書評集を読んできて興味深く感じてきた事は、その人にとって本が「血肉」となった読み方をされてきたかどうかということ。巻末に幅さんが引用されていたアルベルト・マングェルの言葉『本を読む人の美点は、情報収集にあるわけではない。また秩序だて、分類する能力にあるわけでもない。読書を通じて知ったことを、解釈し、関連づけ、変貌させる才能(ギフト)にこそある』幅さんの文章には、それが感じられる。昨日今日では身に纏えない、芯から抽出された言葉が沢山あったから。全国を飛び回り、幅さんは今日も選書棚を作っている。2016/06/01

ぶんこ

49
こちらのサイトで、色々な方々の感想を拝見するうちに、読みたくなる本が共通している読み友さんが見つかります。それと同じで、感想に感動したり感服しても、読みたいとは思わない本があります。著者の文章は好きなのですが、読みたいと思う作品は僅かでした。男の人らしい選択だなぁというのを実感。2018/06/27

izw

26
ブックディレクター幅允孝の著書をぼちぼち読んでいる中の1冊。45項目で88冊を紹介している。冒頭に「読書が、どう自らの日々に作用し、いかに面白可笑しく毎日を過ごせるかの方が重要だと思っている。言い換えると、本よりも人間や毎日の生活の方がすきなのだ。」と書いているとおり、単なる本の内容紹介ではなく、自身の経験との関わり、出版された時代背景との関わり、日常生活との関わりが示されている。「屋久島と山尾三省」、マティスの『JAZZ』を紹介した「獰猛な意志」が、特に心に残った。紹介された本を何冊か読んでみたい。2015/05/16

ふろんた2.0

19
「遅効の抽き出しを」を初めとする、序文がすべて。紹介された88冊はジャンルも様々だし、流行にも左右されず自由な選書である。本との付き合い方がためになる。2014/12/08

だーぼう

14
どこで読んだとか、どういう経緯で買ったとか。そういうことも書いてあるブックガイドが大好きだ。ブログに感想を書きました。2011/09/17

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