誰が日本を支配するのか!?沖縄と国家統合

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838721573
  • NDC分類 312.199
  • Cコード C0095

内容説明

政治の「迷走」ぶりは沖縄の米軍基地問題にもおよび、「普天間基地は最低でも県外へ」という公約は反故にされた。この問題は、日本の内政問題にとどまらず、米国や中国をはじめとする諸外国とのパワーバランスのもとで国家としての安定を図る、防衛・安全保障にも関わることだ。世界的民衆運動家ジョン・ホロウェイが唱える「権力を握らずに世界を変える」視点からも沖縄問題を考える。

目次

1 「普天間問題」の本質とは何か―沖縄の声に耳をすませば
2 渡瀬夏彦氏への手紙
3 密約問題と普天間問題―鳩山時代から私たちは何を学ぶか(密約問題;普天間問題)
4 ホロウェイで読み解く鳩山首相辞任と辺野古基地問題(「おばあ」の叫び;初めに叫びがある;鳩山前首相の功罪;急進的指導者の運命;旧体制派の力;「抑止力」物神崇拝;重なって砕ける5つの波;菅内閣の発足と「反乱」の行方)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年1月18日、埼玉県生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。分析のエキスパートとして力を発揮し、対ロシア外交の最前線で活躍。「戦後最強の外交官」「外務省のラスプーチン」などの異名をとる。2002年5月、背任容疑で逮捕。東京拘置所に512日間勾留される。逮捕の後も辞職はせず、失職までの執筆時の肩書きは「起訴休職外務事務官」。’05年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年10月25日、熊本県生まれ。一橋大学法学部卒業。共同通信社社会部で司法記者として東京地検特捜部、リクルート事件などを取材。’96年退社し、フリーのノンフィクション作家に。同年、共同通信社会部のチームで書いた『沈黙のファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか』(共同通信社)で日本推理作家協会賞受賞。2004年、『野中広務 差別と権力』(講談社)で講談社ノンフィクション賞受賞。’06年より、佐藤優、宮崎学らとメディア勉強会「フォーラム神保町」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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りり

7
ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』を思い出した。言語を同じくすることの重大性、つまり沖縄には沖縄の言語があるということ。それは当然それに付随する思想もあるということである。沖縄の人々にとっては、自らを語る借りものではない言葉を意識することが非常に重要だと思う。2015/04/10

minorU

1
国家の統一が揺らいでいる。国家主義者でも国権論者でもないから構わないのだが。 2013/05/07

gdeh

0
沖縄の琉球時代や戦争時の事を考えると普天間の解決は政権与党は真剣に動かないといけない。 沖縄だけ連合国軍が上陸して戦いが行われ、多数の命が犠牲になった事実があるのに基地一つ政府は県外に移設し負担軽減できないなんて。2011/07/25

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