出版社内容情報
常識の中にある「非常識」に目を向けることで、未来はきっと大きく変わる。先入観にとらわれない、権藤博の思考法、観察力、選手の生かし方、勝負哲学のすべてがここに。
内容説明
常識を超えろ。常識の中に潜む「非常識」に目を向けることで、未来は大きく変わる。先入観にとらわれない、権藤博の思考、勝負哲学のすべて。
目次
第1章 常識という名の罠
第2章 人は育てず育つもの
第3章 分を知るところに勝機あり
第4章 最強のべからず集
第5章 運のつかみ方
第6章 偉人たちの伝言
第7章 野球の楽しさ倍増計画
著者等紹介
権藤博[ゴンドウヒロシ]
1938年12月2日生まれ。佐賀県出身。右投右打。鳥栖高からブリヂストンタイヤを経て61年に中日へ。1年目から35勝、防御率1.70で最多勝利、最優秀防御率のタイトルを獲得、新人王、沢村賞に輝く。62年も最多勝利。68年限りで引退。その後は数球団でコーチを歴任、横浜では97年にバッテリーチーフコーチ、98年に監督就任。チームを38年ぶりの優勝、日本一へと導いた。2019年に野球殿堂入り。現在は野球解説者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イケメンつんちゃ
29
権藤博 権藤・権藤・雨・権藤 ことわざ辞典には載っていない 先週もいろいろありがとうございました 幸せを噛み締めております 我が治安の悪い地方 中日ドラゴンズのレジェンド 野球に対する情熱 いゃーあ感銘しました 権藤さんの生い立ちが全くなく どちらかと言うと ビジネス書的なアドバイス 教えない教え スポ根がないのが清々しい 今でも その通りと思っていること 立浪和義と京田陽太との確執 本当に 土下座してでも 戻って来てください お願いします 本気浮気どちらでも あなたしだいと背を向けます ランスオブカオス2025/04/07
雲をみるひと
24
元プロ野球選手で監督やコーチも歴任した権藤博氏の野球論。著者は既にかなり高齢だが自身の半生の振り返りと現在の野球界への提言やコメントのバランスがよい。また、ビジネス本に通じるような示唆も得られるので、野球ファン以外にも有益と思われる。プロ野球関係本としては非常によく出来た本だと思う。2024/08/28
とりもり
6
ぱっと見「権威主義」かと思ったら「権藤主義」(笑)。ネタだろうけどタイトルにまずやられた。球界の非常識などと言われながらもベイスターズを優勝に導き、数々の名投手の厚い信頼を勝ち得るマエストロ。でも、この本を読めば意外なほどに考え方はオーソドックス。むしろ、野球界がいかに時代錯誤な旧習に囚われているかが浮き彫りになる。以前よりはマシになってきているけど、メジャーはおろか、日本の他のスポーツにも決定的にスピード感で劣っており、プロ野球の今後が懸念される状況下、是非権藤さんの苦言を活かして欲しい。★★★★☆2024/04/29
KF
5
最近野球に関する書籍を多数読んでおり「当たり外れがあるなぁ」の印象が前提にあります。「外れ」は過去の選手が思い出を列記するのみで調査に至らない部類と、調べものだけを転記しまくる部類。 今回は元選手、指導者の自筆とされているので構えて読みました。全体に好印象ですが、途中でWikiを調べたこともあり、対人での衝突も多かった印象が強いです。その下調べもあって「衝突の語り掛け方が多いな」とも思いました。 もう一つ書くと、昭和を以て観戦歴がマリーンズ一択になっており平成以降の選手名がほぼわかりませんでした。2024/11/19
がんちゃん
4
プロ野球を観なくなって久しいが、それでも権藤さんの発言は注目していた。というのも、権藤さんの考えはそれまでの常識を疑い、覆すものが多く、しかも理論的に筋が通っているからだ。例えば、コーチの役目は「教えないことだ」なんて言われると驚くけど、その理由を聞けば大いに納得。本書にも権藤さんのそんな意見が述べられている。プロ野球に対する興味は年々薄らいでいく私ではありますが、そんな権藤さんの考え方は、広く社会を見渡したときに常識という硬直した考えに縛られがちな私の脳味噌を柔らかくしてくれる刺激剤なのでありました。2024/06/10
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