内容説明
山形・庄内「アル・ケッチァーノ」の春夏秋冬59の斬新なレシピを公開。
目次
庄内の春(料理はいつも、庄内の海を知ってもらうためのこの一皿から始まります;ワラサと月の雫の塩 ほか)
庄内の夏(試行錯誤の日々から、旨みを際立たせる法則が生まれます;熊と浜大根のリゾット ほか)
庄内の秋(月山からの秋の恵み、天然キノコの滋味深い味わい;天然キノコとションビキのスパゲッティ ほか)
庄内の冬(一面の銀世界の中、雪の下に息づく、宝物のような野菜;雉と雪の下のインカレッドのオーブン焼き ほか)
著者等紹介
奥田政行[オクダマサユキ]
1969年、山形県鶴岡市生まれ。新潟県との県境の海辺の町で育つ。鶴岡東高等学校卒業後、東京でイタリアン、フレンチ、フランス菓子、ジェラートを修業。鶴岡ワシントンホテルの料理長に27歳で就任。2000年『アル・ケッチァーノ』を櫛引町(現鶴岡市)にオープン。2004年より現在まで庄内の農・畜・水産物を全国に広める山形県の「食の都庄内」親善大使。「庄内浜文化伝道師マイスター」も務めている。イタリア・スローフード協会国際本部主催の「テッラ・マードレ2006」で世界の料理人1000人に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yyrn
2
美味しさを言葉で表現できる人がうらやましい。料理に使う庄内地方の春・夏・秋・冬の季節ごとの豊富な食材が紹介されている。文章には土の匂いや、海の香り、野菜の瑞々しさがあふれていて読んでいて楽しかった。写真で紹介されているたくさんの料理の味を想像するのも楽しくて、ぜひ山形までドライブして食べてみたいと思ったが、おひとり様1万円と聞くと少し尻込みする。しかし、あれほど吟味すれば当然か。やっぱり、私は日帰り温泉と板蕎麦で十分かな(笑)。行ったら『藤沢周平記念館』に寄ってこよう。 *ランチは3500円からある模様。2015/09/08
Satoko Muta
1
映画「よみがえりのレシピ」にも登場する山形の在来作物を使ったリストランテ「アル・ケッチァーノ」のメニューを写真と文章で、オーナーシェフの奥田政行自ら解説した本。レシピも載っているけれど、これを自宅で再現しようとしても到底できるはずがない。「レストランで使う食材は、ほとんどすべて、店から半径30km以内のところで、自分の手で調達」しているからこそ生まれてくるのが「アル・ケッチァーノ」の料理なのだから。2012/11/16
kenji
0
庄内の宣伝の用な本。地産地消イタリアンの第一人者で奥田さん。地元愛を感じるとともに、食材のもつ力を最大限にいかす調理に圧巻です。食材のあわせ方などそのものの力をしっかりわかってないと表現できないな。自分では真似出来ないから本当にすごい。一度は行ってみたいな。2013/02/07
KAGUMI
0
実際に味わってみないと完結できない。愛と物語がある料理を作る人だということだけは、苦しいほどに感じ取れる。2012/09/30