内容説明
岡田卓也氏の８０歳の誕生日に谷川俊太郎氏が一編の詩をプレゼントしたことからこの「木の物語」は始まった。その詩のタイトルが「木を植える」である。
目次
プロローグ なぜ木を植えるのか
第１章 木を植える、それはつぐない
第２章 子どもたちの明日を夢見る
第３章 太古からの精霊に祈る
第４章 風や木の音を味わう
第５章 無言の教えに耳をすます
第６章 いのちを結ぶ智恵と力
イオン環境財団活動の歩み
著者等紹介
岡田卓也［オカダタクヤ］
１９２５年生まれ。１９４８年早稲田大学商学部卒業。（株）岡田屋呉服店代表取締役。１９５９年（株）岡田屋に社名変更・代表取締役。１９７０年ジャスコ（株）代表取締役社長。１９８４年ジャスコ（株）代表取締役会長。２０００年（株）ヤオハン代表取締役会長、ジャスコ（株）名誉会長相談役。２００１年イオン（株）に社名変更、名誉会長相談役（現任）。（財）イオン環境財団理事長（現任）
谷川俊太郎［タニカワシュンタロウ］
１９３１年生まれ。詩人。１９５２年処女詩集『二十億光年の孤独』を刊行。主な詩集に『日々の地図』（読売文学賞）『世間知ラズ』（萩原朔太郎賞）『シャガールと木の葉』（毎日芸術賞）など多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
137
岡田卓也氏と谷川俊太郎氏の2007年対談本。…ここに木を植えよう。生長には時間がかかるけれど、この地に木陰が生まれ、木漏れ日を浴びて走り回る子どもたちが想像できる。それを見つめて幸せに微笑む大人たちが目に浮かぶ。若葉のように希望に満ちている。…森羅万象。あらゆるものに命は宿る。自然を敬う心が育まれる。幹に耳を当てると無言の教えを感じられる。植樹した人の心も聴こえてくる。…陽の光を探し続けた樹形は、生きてきた証。複雑なほど深みがある。21世紀を緑豊かな時代にしたい。地球を大切に。木は人と人、人と大地を結ぶ。2021/09/11
あいあい
27
来月の演奏会で｢いのちの木を植える｣(谷川俊太郎 詩、木下牧子 作曲)を歌うので、読んでおこうと思いAmazonでポチリ。99円とは思えないとても良い状態。対談で語られている｢詩に込めた思い｣、伝わってきました。曲は４曲(樹下、梨の木、木、木を植える)で構成されており、木以外は子供達と一緒に歌う、とても素敵な曲。以前読んだ｢木を植えた男｣の本にも触れ、自然の大切さやそれを守ることについて話されており、人間が生きる為にしてきた罪を改めて考える。私たちが出来ることを見つけて行うことが肝要だと思った。2016/02/08
ありんこ
3
一人一人の小さな力が合わさって、大きな力となる。木を植えることの大切さ。子供たちにも伝えていきたいです。2009/09/28
読み人知らず
3
年配の方を敬うなら木も敬わなきゃ。当たり前のことなんですけど気づかされました＾＾2008/01/01
yoshi
1
これは、詩人の谷川俊太郎氏が、イオンの会長である岡田卓也氏に、この一編の詩「木を植える」を贈ったことから実現した対談、『いのちの木を植える 』という本ができあがったという。今日、本屋で立ち読みをして、初めて知ったこの詩を持っていたメモに書き留めた。僕が小学生の頃、「生きる」という詩 を知ってから、ずっと尊敬している詩人だ。木を植えるすべての人に、木を伐採するすべての人に、生きとし生けるすべてのものに、この詩を知ってほしいと思う。2008/02/24
