内容説明
偏食・奇食・乱食作家論。名作の陰に食卓あり。
目次
小泉八雲―一椀に白魚の泣き声を聞く
坪内逍遙―牛鍋は不良のはじまり
二葉亭四迷―快男児、酒を飲めず
伊藤左千夫―牛乳屋茶人
南方熊楠―山奥の怪人はなにを食うか
斎藤緑雨―筆は一本、箸は二本
徳冨蘆花―一膳の赤飯
国木田独歩―牛肉か馬鈴薯か
幸徳秋水―獄中で刺身
田山花袋―うどんと蒲団〔ほか〕
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京生まれ。雑誌編集者を経て作家に。88年『素人庖丁記』で講談社エッセイ賞。2000年『芭蕉の誘惑』でJTB紀行文学大賞
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