内容説明
「非凡な凡人」の頭の中身。平凡と天才が同居するハブの素顔をさぐる。「ショーギ知らずのハブ好き」に贈る。あるいは、「ショーギ好きのハブ知らず」の人にも…。
目次
第1章 α波頭脳の秘密―序にかえて
第2章 ドキュメント「七冠王を決めた日」―第45期王将戦・対谷川九段
第3章 十三人の識者が語る羽生の素顔
第4章 羽生将棋の足跡をたどる熱戦名勝負10選
第5章 羽生をより理解するための「将棋界のしくみ」講座―将棋の歴史付き
第6章 データ・年譜でみる七冠への軌跡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
根室
1
八木下さんへのインタビューに、羽生さんは小学2年の頃に道場初心者からスタートして、3年2カ月で5段になったとあった。一般的な将棋ファンが頑張って生涯に辿り着くのは2~4段くらいで、子どものころからトレーニングしてる人は4~5段くらい?。大天才は違うんだなあ。下の世代はコンピュータみたいだ人間性がどうだというのが目について、いま読むとギャップを感じた。あと河口老師が、羽生さんは大山全盛期よりも強いと書いていて、きっとそうなんだろうなと思った。図面解説と業界基礎知識みたいなのはあまり読む気にならなかった。2014/08/13