内容説明
国産車ブームをまき起こした懐かしのクルマがよみがえる。クルマを持つよろこびにニッポン人がふるえたあの時代を描く、もうひとつの戦後史。
目次
あまりに新しすぎた乗用車 トヨペットＳＡ
日産の礎を築いたノックダウン生産車 日産 オースティンＡ４０／Ａ５０
戦後復興の立役者。ノックダウン生産の草分け 三菱 Ｊｅｅｐ Ｊ３‐Ｒ
国産高級車の夜明け トヨペットクラウンＲＳ
国民車的な存在となった軽自動車 スバル３６０
人々に夢を与えた青い鳥 ダットサンブルーバード３１０〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マサトク
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日本車黎明期の名車たちの成り立ちを解説する本。メカニズムの点からも、成り立ちの歴史的経緯の点からも、またマーケティングやデザインの点からも触れられていて、読み応えがある。あとがきの「日本の社会に、これほど短期間に驚くべき数のクルマが氾濫したもうひとつのおおきな理由は、クルマの価格が法外に高価だったからではないだろうか。」に続く論考は、今まさに中国のモータリゼーションに起こっているのと同じことが、かつて日本で起こっていたことを示唆している。良書。2018/05/03
