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内侍所御神楽と歌謡

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784838607396
  • NDC分類 386.8
  • Cコード C3091

内容説明

平安期から南北朝期にかけての内侍所御神楽とその中でうたわれた神楽歌、さらには周辺の儀礼を研究対象とした。本書に収めた論考は、おおむね時代順となっているので、内侍所御神楽の通時的な展開も追っていただけるようになっている。なぜ内侍所御神楽が継続できたのか、その中でどのような変化が起こったのか、本書の先にある課題も見据えつつ、基礎的研究を示したいと考えている。

目次

序説(内侍所御神楽の変容;研究史の諸課題と本書の構成)
第1部 堀河朝の王朝儀礼と芸能(御神楽の拍子の家、多氏の成立;堀河朝の内親王と芸能見物;斎院御神楽と賀茂斎王;神楽歌の秘曲「宮人」をめぐって)
第2部 平安期の大嘗会の神楽歌(大嘗会和歌の神楽歌と清暑堂御神楽の変容;大嘗会の楽所における風俗歌舞の制作と奏楽)
第3部 鎌倉時代の内侍所御神楽とその周辺(熊野御幸の里神楽・御神楽と芸能;順徳天皇と内侍所御神楽;中世歌謡化する神楽歌;後醍醐天皇と内侍所御神楽)
第4部 南北朝動乱の中の御神楽(持明院統の院と新宮御神楽;南北朝内乱と内侍所御神楽;後光厳朝の内侍所御神楽;神鏡不在の内侍所御神楽)

著者等紹介

中本真人[ナカモトマサト]
奈良県北葛城郡新庄町(現・葛城市)に生まれる。2005年、慶應義塾大学文学部人文社会学科国文学専攻卒業。2012年、慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了、博士(文学)。2014年、新潟大学人文学部准教授。著書に『宮廷御神楽芸能史』(新典社、2013年、第31回日本歌謡学会志田延義賞、第9回新潟大学人文科学奨励賞阿部賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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