内容説明
我々の祖先は音便によって古代の日本語が抱えていた困難を克服した。しかし、それは新たな問題を引き起こした…。
目次
9 全国諸方言アクセントの分岐
10 二音節を単位とする韻律
11 音便の進行とその問題点
12 広義の撥音便と狭義の撥音便―鼻母音と撥音
13 撥音便と濁音
14 撥音便とハ行音
15 促音便と舌内入声音(t入声音)
16 ウ音便・イ音便と長音
17 イ音便の一般化による拗音の成立とエ段音・イ段音の口蓋化
18 沖縄方言の口蓋化と三母音化傾向―沖縄方言の史的位置
著者等紹介
柳田征司[ヤナギダセイジ]
元、安田女子大学専任講師、愛媛大学・奈良女子大学・奈良大学各教授。現在東洋文庫研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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