目次
夕顔をめぐる物語の方法―情報の伝達者・惟光、そして右近
正妻葵上の存在価値―悔恨と達成、そして紫上との結婚への影響
須磨退去の漢詩文引用―光源氏の朱雀帝思慕からの考察
光源氏の流離と天神信仰―「須磨」・「明石」巻における道真伝承をめぐって
光源氏の「罪」を問う―秘匿の意図
二条東院―越境の邸第としての試論
『源氏物語』若菜下巻の女楽と『とはずがたり』―演奏されなかった「解釈」
夕霧の子息たち―姿を消した蔵人少将
著者等紹介
秋澤亙[アキザワワタル]
最終学歴:國學院大學大学院博士課程後期単位取得。現職:國學院大學教授
袴田光康[ハカマダミツヤス]
最終学歴:明治大学大学院博士課程修了。現職:明治大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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