目次
志賀直哉との交遊
白樺派をめぐる作家群像
大正三年の松江
人生燦々
〓さん作品を語る
志賀直哉、里見〓とラフカディオ・ハーン
志賀直哉「蝕まれた友情」執筆の周辺
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなぎわ
2
武者小路実篤記念館さんで閲覧した本が良く、書店注文の際に取り寄せ不可だったので自分用に古書で購入。里見弴先生の語り口が愛らしく、志賀直哉先生だけでなく有島家の兄弟の話題もお話しされてらして、志賀先生との思い出が中心だが、里見先生主観での志賀先生は他のどんな研究書物よりも、洒落っ気があり照れ屋で潔癖な人間味溢れる人物だった。橋の上で里見先生の腕を引っ張り、食事に誘う志賀先生のお話をされている里見先生は、大変嬉しそうに語っていらして仲睦まじさが感じられ、幾度も喧嘩し7年〜8年も絶交期間が在ったと信じられない。2018/03/08
