内容説明
本書の目指すところは、具体的な物語表現が生産される過程において、神祇信仰がどのような働きを担っているのかを問い、それによって物語表現がどのような独自性を獲得し、また、どのような主題性を物語に胚胎させることになったのかを究明することである。
目次
第1編 『源氏物語』における住吉信仰(住吉神の伝承と平安朝の住吉信仰;『源氏物語』における住吉信仰)
第2編 『源氏物語』における賀茂信仰(賀茂神の伝承と平安朝の賀茂信仰;『源氏物語』における賀茂信仰)
第3編 『源氏物語』における伊勢信仰(伊勢斎宮;『源氏物語』における伊勢信仰)
第4編 『源氏物語』における八幡・春日信仰(八幡・春日の伝承と平安朝の信仰;『源氏物語』における八幡・春日信仰)
著者等紹介
韓正美[ハンジョンミ]
韓国ソウル市に生まれる。1992年慶煕大学校日本語学科卒業(慶煕大学校全体首席卒業)。1995年韓国外国語大学校大学院日語日文学科修士課程修了。2002年東京大学総合文化研究科(超域文化科学専攻比較文学比較文化分野)修士課程修了。2006年東京大学総合文化研究科(超域文化科学専攻比較文学比較文化分野)博士課程修了。学術博士(東京大学)。2010年~2011年(財)日韓文化交流基金招聘フェロー(東京大学大学院客員研究員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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