内容説明
屋号―北海道から沖縄までその全貌を調査研究。「屋号をいうことば」「屋号の種類」「屋号の歴史」「屋号社会の人々の屋号観」等をテーマに屋号には庶民の家意識がどのように投影されているかを見るところに本書の主眼はある。
目次
第1部 屋号語彙の生成と機能に関する研究(命名の諸相;屋号語の考察 ほか)
第2部 屋号語彙の記述的研究(室町時代の屋号語彙―三文献の上に見る;江戸時代の商家の屋号語彙―『小倉商家由緒記』に見る ほか)
第3部 屋号語彙の社会言語学的研究(農業社会の門名語彙と漁業社会の屋号語彙―下関市福江町林の門名語彙と安岡浦の屋号語彙;商業社会の屋号語彙―福岡県遠賀郡芦屋町の屋号語彙 ほか)
第4部 屋号語彙の基本類型に関する研究(島根県隠岐郡五箇村大字郡の分家屋号語彙;先祖名屋号とその展開―山口県下日本海島嶼の人名門名語彙 ほか)
屋号語彙研究小史
著者等紹介
岡野信子[オカノノブコ]
大正10年2月福岡県に生まれる。昭和16年12月日本女子大学校国文学部卒業。平成4年3月梅光女学院大学文学部退職。平成4年7月梅光女学院大学名誉教授
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