三弥井民俗選書
描かれる地獄 語られる地獄

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838290901
  • NDC分類 181.4
  • Cコード C1039

目次

緒言 絵画と文学(「語り」を失った絵;絵が語る地獄;承久本『北野天神縁起絵巻』について;安楽寺本系統の「天神縁起」)
第1章 和泉式部が見た地獄絵(「剣の枝」と邪婬の刀葉林;伝説化された和泉式部と和歌)
第2章 西行が見た地獄絵(「剣の枝」と死出の山;西行の恋と堕地獄)
第3章 地獄絵の展開(剣の山の上の美女―妄念の地獄から恋慕の地獄へ;邪婬と剣樹地獄―日本と東アジア)
第4章 地獄の思想の系譜(古代の地獄―浄土に対置する地獄;中世の地獄―六道の中の地獄)

著者等紹介

田村正彦[タムラマサヒコ]
昭和47年、岡山県生まれ。明治大学大学院博士課程前期修了。大東文化大学大学院博士課程後期修了。博士(文学)。現在、明治大学国際日本学部兼任講師。大東文化大学法学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ティス@考える豚

2
仏教的な地獄を芸術と和歌(語り)の視点から論じた本。だが、地獄の統括的概論とは言えず男女の邪婬を裁く『衆生地獄』とその中で針の山と一般にイメージされる『剣樹地獄』が中心である。美術作品の主題がやはり恋愛を中心とすることが多いので、邪婬との関連は当然か。和歌との繋がりで和泉式部、西行は章題として大きく取り扱われ他にも日本の中世、近世の歌師も参考にされる。アジアの『剣樹地獄』は支離滅裂で笑った。2016/01/24

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