内容説明
長岡瞽女と信州秋山郷―周縁に生きた人びとの語りと語られなかった沈黙を丹念にたどり、織りなされる生活世界と心理的リアリティを描き出す。フィールドワークの論理と倫理に支えられた本書は、QOL研究や負の歴史の語り継ぎをはじめ、現代社会におけるケアと共生のあり方に新たな視座を拓く。
目次
第1章 本書の概要と構成―困難をかかえて生活せざるを得ない人々と口頭伝承
第2章 可能世界と昔話(リサーチ・クエスチョン;心理学から昔話研究への限定的影響;昔話研究から心理学への潜在的影響;可能世界と昔話)
第3章 研究の枠組み(類似概念の整理;先行研究との比較検討;情報提供者とフィールド;方法の検討)
第4章 昔話の語りと心理劇(問題の定位;心理劇とはなにか;心理劇と可能世界の反実仮想;先行資料の検討―瞽女が語る視覚障害をもつ人物が登場する昔話の語り;フィールドワーク―瞽女が語る「瞽女が登場する」昔話の語り;昔話の語りと心理劇)
第5章 意味世界の伝承と心理・社会的発達理論(問題の定位;理論的枠組みの検討;語り手が伝承した意味世界を探る手がかり;語られた昔話と伝承された意味世界;意味世界の伝承と心理・社会的発達理論)
第6章 昔話の語りの抑制と伝え継がれた意味世界(問題の定位;先行資料の検討(1)―昔話をほぼ語らないコミュニティ ほか)
著者等紹介
廣瀬清人[ヒロセキヨト]
岩手大学人文社会科学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士前期課程、同大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。2024年度より新潟医療福祉大学心理・福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- パラメーターエラーだった私は末っ子公女…



