内容説明
統制の時代から自由そしてまた飢饉による制限、風俗粛正。酒をめぐる江戸の洒落。遊び心を粋とした新し物好きが仕掛けた文化サロンで繰り広げられるエンターテイメントの稀有なる記録。
目次
第1章 江戸の酒合戦
第2章 大師河原の酒合戦(慶安の酒合戦)(山東京伝の『近世奇跡考』;喜多村信節の『〓庭(いんてい)雑録』 ほか)
第3章 千住の酒合戦(文化の酒合戦)(大田南畝の「後水鳥記」;「後水鳥記」を読み解く ほか)
第4章 万八楼の酒合戦(文化の酒合戦2)(曲亭馬琴の『兎園小説』;『文化秘筆』などにみえる「大酒大食の会」 ほか)
第5章 結(むすび)
著者等紹介
佐藤秀樹[サトウヒデキ]
1950年、東京都生まれ、立正大学文学部卒業。1987年、足立区立郷土博物館開館一周年記念「千住の酒合戦と江戸の文人展」担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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