内容説明
世俗と院家を結ぶ安居院流唱導僧という視座。古代から中世へ信仰と社会構造の連関を究明。救済としての福祉・医療をとらえる。
目次
第1部 神話から十三世紀まで(水系の信仰―安居院流唱導の誕生;救いへの希求―安居院流唱導の展開)
第2部 十三世紀から十五世紀まで(院家と救済―安居院流唱導の興亡)
著者等紹介
清水眞澄[シミズマスミ]
静岡県静岡市生まれ。青山学院大学大学院文学研究科日本文学・日本語専攻博士後期課程単位取得満期退学。日本中世文学・文化史。『音声表現思想史の基礎的研究―信仰・学問・支配構造の連関』(三弥井書店 2007年)により日本歌謡学会志田延義賞受賞、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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