内容説明
人が神になるとき。政治と宗教。二つにまたがり、その頂点に立つ存在をとおして、日本の社会と宗教意識の真相を究明する。大嘗祭、火継神事、職位式の比較研究により、現人神の神話・歴史・宗教・祭祀的実像に迫る。
目次
第1章 現人神の神話と歴史
第2章 神となる人々と現人神
第3章 現人神になる神事の概要と比較
第4章 神器継承神事
第5章 神人共食と権力の委任―御門戸屋神事・相嘗・大嘗祭
第6章 現人神になる神事
第7章 現人神にまつわる重要な問題―特徴・天皇への承認・仏事・起源
著者等紹介
丸山顕誠[マルヤマアキヨシ]
1982年生まれ。大東文化大学博士(日本言語文化学)。筆名匝搖葵。関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。アメリカ・カトリック大学哲学部客員研究員(2018~2019)。現在、花園大学国際禅学研究所客員研究員。専門は古代文学、神話、宗教、神道祭祀(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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